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2005年11月、メキシコシティーから車で約11時間。ハリスコ州にある大都市、グァダラハラまで延々と走り続ける。そこからテキーラ村まで更に一時間走る。そう、名前の通り、この村で取られたアガベアスールを原材料とした蒸留酒が私の求めていた本場テキーラなのです!この土地以外で作られた蒸留酒はメスカルと呼ばれ、テキーラと名乗ることができません(厳密には政府に認可された土地が5箇所)。農園までの砂利道をトラックの荷台に乗って移動する私たち!
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最高級テキーラの原料、ブルーアガベ(竜舌蘭)。よく肥えた畑で育てられているブルーアガベは名前の通り、緑というより青に近い色をしている。このブルーアガベは植えられて8年ほどで収穫される。
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ブルーアガベの葉を落とした中心部分、ピニャを使ってテキーラを造る。このピニャ、重さにして数キロから数十キロもあるのでとにかく重い。小さいのをひとつ持ち上げるにも非力な私には一苦労である。 このピニャを石釜でじっくりと蒸しあげる。実はこのピニャ、お土産にと農園のセニョールに持たされたが、非常に重いし、飛行機に乗せて日本まで持ってくるのはどうかと思い、申し訳ないがホテルの部屋に置いてきました・・・ごめんなさい!
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蒸しあがったピニャを試食させてもらった。甘い味がして、さとうきびをかじってるような感じだが、決して美味しくはなく、大量のハエが集っていたので衛生的にどうかと思いましたが体を張って食べさせて頂きました(笑)
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蒸されたピニャはこの石臼ですり潰す。この石は馬が曳くのだが、この日はお休みだったらしく、馬達はアガベ畑をのんびりとお散歩中。馬の代わりに犬がポーズをとってくれました。 |
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すったピニャを発酵させる。酸っぱいような腐ったような臭いがして、ハエも凄い。既に試食する勇気は全く無し。こんなものからお酒が出来るなんて信じられないぐらいの代物。 |
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この、良く言ってアンティーク調、悪く言って古臭い蒸留器でアルコール度を高める。こんな装置で私を楽しくさせてくれる魔法の液体が出来るのか! |
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そして出来たテキーラはアルコール度数が50度もある・・・これがまた、うんめぇ〜んだ!!! |
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テキーラとは何ぞや! テキーラ・デビューしたい貴方に・・・
自称テキーラソムリエが書き綴る、あくまでも「自己満足」なウンチク。話すと長いので、既に誰も耳を傾けてくれないのが現状。誰か聞いてください!
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